11月の出張旅・東京アート編

6+E UNITED cafeオーナーの寺本恵里です。

先週、3泊の東京出張でした。


大阪の高槻という小さな街に住む私にとっては、東京はかなり海外に近い(笑 くらいの旅と吸収できることがあるので、国内の旅日記もこちらで書いてみようと思います。今回もデザインの方で5社打ち合わせしつつ、その合間に色々見てこれました。

まずは東京オペラシティにて、今年25周年を迎えたUNDERCOVER展

デザイナーの高橋盾氏は20代の頃、私のカリスマでした。UNDERCOVERが1番大好きで憧れで、1番お金を使ったブランドでもありました。未だにバーガー柄のスニーカーも、クラッシュデニムも捨てられずに持ってます(痩せたらはく!と言い続けて10年。)

LABYRINTH OF UNDERCOVER という展示会タイトルの「ラビリンス」という「迷宮・迷路」という言葉から、全く道の無いところを自分で道を作って歩いてきたこと、何がいいかなんてわからないって脳内が迷走しても、とにかくそのアイデアを起こし続けて、作り続けてきたってことがひしひしと伝わる展示でした。熱い思いでいっぱいになります。

続いて、森美術館で開催中の村上隆の五百羅漢図展

村上隆氏の作品は、あの作風が好きか嫌いかを超えて、「とにかく世界で他に見たことない」というのが圧倒的だと思います。

なので、もうひたすら圧倒されに行ってきました。ものすごいエネルギーだし、私が乾電池ならこの人は原爆だと思うほど、例えがおかしいかもしれないですが、何万人もの命のエネルギーを持ってそうだし、その核は、300年後も残るのではと思うような作品です。それにこの人はやることが決まってるんですよね。それが本当にすごいしうらやましい。

「指示書どおりにヤレ!ボケ!」と書かれた村上様からの指示書。

「ひでぇな~低レベルすぎ」と書かれたものもありました。

100mの五百羅漢図、制作に関われた人たちがうらやましいですね。

そして大好きな建築家、フランク・ゲーリー展

ゲーリーの頭の中や奇想天外なアイデアの素を見れて物凄く面白かったです。目が覚めました。

やりたいのは新しいアイデアを生むことだけ。

皆がそのアイデアに嫉妬し始める。嫉妬が彼らに努力するように仕向けるならいいけれど、大半は台無しにするためにがんばる。そこんとこが厄介。


というゲーリーの言葉から、もうどれだけどれだけ自分のアイデアをタフに育てて形にしてきたんだろうと思います。どれだけ周りに邪魔されて悔しくて死にたくなっても、それでも新しいアイデアは自分がポジティブじゃないと生み出せないのです。

こちらはUNDERCOVER展と同じくオペラシティ、ICCで開催中のジョン・ウッド&ポール・ハリソンの「説明しにくいこともある」展。展示は撮影禁止でしたが、彼らの作品は固定カメラで目の前で起こることを延々と撮影した映像作品。もはや失敗すらアート。コップから水がこぼれる、みたいな本当に単純な映像でも「水がどこに向かうんだろう」と惹きつけられる作品が多くて、ついつい見続けてしまいました。

その他、大好きなドイツの作家、ゲルハルト・リヒター展も行けて、今回は東京での飲食店リサーチよりも美術館めぐりを優先させて、すっごく満たされました。作るエネルギーを受けるとやっぱり元気になるし、私も誰かに嫉妬して誰かを陥れようとするより、自分がアイデアを出して自分が作る側でいたいとつくづく思います。

今回ご紹介した展示は、まだまだ開催中なので、写真はなるべく遠目から撮ったものを選びました。興味がある方はぜひ行ってみて下さいね。


・ゲルハルト・リヒター展 ~12/19

・John WOOD and Paul HARRISON 2016 2/21

・UNDERCOVER展 ~12/23

・フランク・ゲーリー展 ~2016 2/7

・村上隆の五百羅漢図展 ~2016 3/6


次回は、東京ショップめぐりをご紹介します♩

6+E UNITED cafe

「旅先で食べる感動ごはん」をコンセプトにした美味しいごはんとパンケーキ、旬のフルーツのパフェを作っています。

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