12月の出張旅・長崎の1∞ミナペルホネン
ブランド20周年を迎えるミナペルホネン。展示タイトルの「1∞」とは、ものを生み出す「人」と「もの」と「こと」の掛け合わせを「1の無限乗」で表したそうで、それは、ミナペルホネンが今まで生み出してきた全てを表すもので、生み出したものが無限に広がる可能性が持つ世界を、今回の展示で見せてくれました。
服のフォルムも柄も、今までずーっと見てきたミナペルホネンと言えばという柄さえも改めていい!と思える新鮮さ。展示のパネルには、作られた年の横に「1998→」と矢印が。これはこの服が生まれてからずっと着てもらいたいという思いがこめられているそうです。
デザイナーの皆川さんが18歳の時に北欧で出会ったコート。これが原点だそうです。
初めのスケッチや、刺繍のテキスタイルを作るまでの行程や指示書も沢山展示してありました。これぞ、1が生まれるところ。
ミナペルホネンの思想の森の中に入ったような、ブランドの思想がそのまま空間になった展示の作り込み方にも圧倒されました。日本人のファッションでここまでの規模でこんなに作り込んでる展示を今まで見たことないです。
「ここまでやろう」とまず、思わないと出来ないですから、その思いの強さには本当に私も1クリエイターとしてショックでショックで、自分なんて全っ然あかんなぁぁぁ〜と絶望感で一杯になりました。まぁ、でもそれを味わいに長崎まで来たようなもんなので、とても良い思いです。こうして心から自分なんてまだまだだと思わないと成長できないし、真剣に考えないですから。本当に来て良かった。
長崎県美術館は今までも見たい展示がある度に何度か来ています。隈研吾氏設計で昼も夜も透明感のあるとても美しい美術館です。神戸空港からLCCで1時間で来れるのがすごく気楽で、今年、世界三大夜景にも選ばれた独特の景観や全く異文化のような街並みも楽しいですね。カステラやちゃんぽん、卓袱料理も堪能しました◎
ただ、人も観光客もそれなりに多いのに、オシャレなカフェは不思議なほど1軒も無いです。私が見つけられなかっただけかもしれませんが、オシャレなパン屋さんとピザレストランはありました。カステラ以外に恐らく名物スイーツも無くて(桃鉄では「びわゼリー」があったような)、滞在中めっちゃチャンスやとずっと言ってました(笑) パンケーキのお店すら無さそうです。
そのうち、町歩きが物件探しのような目に(笑)久しぶりの長崎旅でした。
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